「A BloCreation」Work Shop1に行ってきた。

表題どおり。

 

概要

「A BloCreation」(略称ABC)についての詳しい内容は

公式サイト

facebookサイト

を見てもらうとして、簡単に言うと「浜松でアニメプロデューサーを育てよう」という企画なのです。

企画としても興味あるし、知り合いも何名か関わっているので、そこにオブザーバー(見学者)として参加してきました。参加費無料。

 

場所は、浜松市万年橋パークビル8Fオフィススペース(100円ローソンの近く)というところ。入り口付近で案内してくれる人がいなければたどり着けなかった気がする。

 

本題

 「地方とアニメはどう関わるべきか」というお題について、Production I.Gの企画プロデューサーである平澤直氏が(特に「輪廻のラグランジェ」を引き合いに出して)講演、その後質疑という形式だった。

 講演内容については、許可も取っていないし、あまり深くは言わないことにして、思ったことを中心に述べたい。

 とは言っても何も書かないのはなんなのでひとつだけ。

 「地方が持っている魅力を作品に利用できる」というものをコラボのメリットとして挙げていて、そのなかで「日本のコンテンツは日本語と日本の風土に大きく依存している」「たとえば「かわいい」「甘酸っぱい」などの言葉は日本語にしかなく、またそのような感情もない。それを表現できるのは日本のコンテンツだけ」という言葉になるほどと思った。シニフィアンシニフィエの問題っぽいが、他の言語文化の人々が日本の「かわいい」とかに感情移入する構造は、考えられるべき問題だと思う。考えるべき。

 

感想 

 ・平澤さん自身が再三おっしゃっていたのだが、今回の講演内容は、企画プロデューサーからの視点であって、他の視点(商工会、官庁、市民等)からではまた別の見方ができるだろう。今回の講演では、(生々しくなるのを避けたのかもしれないが)ビジネス的な視点があまり見られなかったように思う。

 ・質問もしたのだが、地方とのコラボ作品では、やっぱり冒険できないような気がする。アニメに限らず、地方と組んだ作品は山ほどある。浜松で言えば「青い青い空」(2010)があるが、やはり青春もの。「毒のなさ」が結構必要条件な気がする。たしかにホラー作品などでも「聖地化」はされなくもないけど、やっぱり大々的にPRはされない気がする。でもそれでいいのか。演出陣は納得できるのか。

 

 もう少しあるけど、こんなところにしておきます。

 

おわりに

 ・テーマに関心が多少でもある人は今後の企画に参加すべき。

 ・次回は12月15日に「パンパカパンツ」の原田拓朗氏を迎えて開催するようです。